利用者数No.1だしOCN モバイル ONEでいいかも。サービス内容を解説
2016/08/23
インターネットプロバイダの最大手OCNが運営する「OCN モバイル ONE」の紹介です。
OCNは、プロバイダとしてトップシェアですが、格安SIMでも利用者No.1のサービスになっています。また、NTTグループなので、信頼感も高くOCN光とセットだと割引きになるサービスもあり、使い勝手だけでなく料金でも格安です。
変わったプランから大容量まで選択肢が豊富
OCN モバイル ONEのプランは、6つあります。さらにそれぞれにSMS付きデータSIMと音声通話SIMがあるので、選択肢は18種類となっています。
利用開始月の月額料金が無料になっているため、月末より月の初めに契約すると1ヵ月まるまる無料になり得します。
この他にもSIMパッケージ費用として、3,000円が必要になりますが、AmazonでSIMパッケージを購入すると、300円から1,000円程度に出来るので、初期費用は他の会社より安くなっています。
データSIM | 通話SIM | 通信速度 | ||
---|---|---|---|---|
SMSなし | SMSあり | |||
110MB/日 | 900円 | 1,020円 | 1,600円 | 262.5Mbps |
170MB/日 | 1,380円 | 1,500円 | 2,080円 | |
3GB/月 | 1,100円 | 1,220円 | 1,800円 | |
5GB/月 | 1,450円 | 1,570円 | 2,150円 | |
10GB/月 | 2,300円 | 2,420円 | 3,000円 | |
15GB/月 | 1,800円 | 1,920円 | 2,500円 | 500kbps |
6つのプランを解説
変り種の日次プラン
日次プランといって、1日ごとに利用容量が決められた他社にはないプランがあります。
1日に使えるデータ容量が、110MBと170MBの2つあり、この容量を超えると低速になります。しかし、翌日には高速に戻るので、うっかり使いきってしまい翌月まで、低速通信の日が続きがちな人に向いています。ターボ機能などをこまめに使って節約できる人は、選ぶ必要のないプランですね。
でも少し安くなっているので、使い過ぎることのない人ならお得かもしれません。
詳しくは次の記事を参照してください。⇒日次プランを詳しく解説
スタンダードな月次プラン
月ごとに利用容量が決められた月次プランは、4種類あります。
3GBプランは、スマホの利用で最も多くの人が消費しているデータ容量です。料金も手頃になっているので迷っている人は、3GBプランから利用する事をお勧めします。
5GBプランは、3GBを使ってみて全然足らないと思った人にお勧めです。1GBあたりの料金は3GBよりも安いので、コストパフォーマンスが良いです。
10GBと15GBは、Wi-Fiをほとんど使わずネットをスマホでしたい人に向いているプランになります。
この2つの違いは容量だけではありません。
10GBは高速通信になっていて、高画質動画でも楽々見れます。
一方、15GBは、500kbpsの低速通信になっています。通信制限された時の200kbpsよりは速く、低画質動画ならスムーズに見ることが出来ます。また、データ容量が多いのに10GBプランよりも安くなっているのがポイントです。そこまで速くなくても良いけど、動画をたっぷり見たい人には最適でしょう。
ネット専用のデータSIMは安い
データSIMは、携帯電話が使えないインターネット専用です。携帯電話も使えるSIMより700円も安くなっている事が利点になっています。
電話が使えない事に疑問を持つ人もいると思いますが、若者たちの連絡手段は、LINEやメールが中心になっているため、電話を必要としていない人も多いんです。
電話が使いたくなったら、インターネット回線を利用したIP電話があるので問題ないんですね。
OCN モバイル ONEには、IP電話「050 plus」がありますが、後で説明します。
とにかく安くスマホが使いたかったら、データSIMという選択肢があるのがMVNOの面白い所なんです。
携帯認証が必要ならSMS対応データSIM
SMSは、ショートメッセージサービスといって、有料ですが短いメールを送る事ができます。
有料メールに何の意味があるのかですが、LIENや金融機関の認証が必要な場合や、スマホのバッテリーが激しく消耗するセルスタンバイ問題がおこる場合に役立ちます。
しかし、基本的に携帯認証もセルスタンバイ問題も関係ない人が多いので、わざわざ120円多く払ってまで選ぶ事はないでしょう。
携帯電話が使える通話SIM
携帯電話を使いたい人は、音声通話SIMを選択しましょう。
090/080/070の電話番号が使えます。他者から乗り換える(MNP)人は、現在の電話番号を変える事なくそのまま利用できます。
携帯電話を利用すると、30秒あたり20円の通話料がかかります。キャリアだとカケホーダイのような無料通話があるので電話代を意識していない人も多いですが、30秒20円は長電話すると結構な出費になります。
どうしても長電話をしたい人は、キャリアか通話定額のある会社を選択した方が良いでしょう。
しかし、IP電話でも良いなら、携帯電話よりも安く利用できます。OCN モバイル ONEの通話SIMには、IP電話「050 plus」が付いているので、長電話したい人には最適です。
通 話SIMにもデメリットがあります。6ヶ月の契約期間があり、途中で解約すると8,000円の解約金を請求されます。でもキャリアの2年間はもとより、他 のMVNOの1年間よりも短く解約金も少ない方です。さらに6ヶ月を過ぎると、契約期間を更新される事はなく、いつでも違約金なしで解約できます。
IP電話の「050 plus」が付いてるからお得
OCN モバイル ONEの通話SIMは、IP電話「050 plus」た料金になっています。
「050 plus」は、月額300円で利用できる050の番号が貰えるIP電話サービスです。電話番号があるので、携帯電話や固定電話にかける事も受ける事も出来るようになっています。
固定電話には3分8円、携帯電話には1分16円とかなり安いです。さらに「050 plus」同士なら無料になっています。
OCN モバイル ONEの通話SIM利用者は無料になり、データSIM利用者の場合は月額150円で利用できます。
デメリットは、ネット回線を使っているため、音声品質や接続状態が携帯電話よりも劣ることです。聞き取りづらかったり、途中で切れたりすると困る人には向いていません。
親しい相手と電話する時に利用すると電話代を節約できます。
OCN モバイル ONEで買えるスマートフォン
OCN モバイル ONEのスマホセットは、SIMパッケージ付きの料金になっているので、実質的に月額料金が無料になります。
スマホの種類も豊富ですが、その中でも「gooのスマホ」シリーズというのがあります。これは、NTTレゾナントのブランドですが、本体はZETやSHARPのSIMフリースマホにOCN モバイル ONE用のオリジナルアプリを搭載したものになっています。
その他、ASUS のZenFoneシリーズやHUAEAIのP9 LiteなどがSIMパッケージとセットになっています。
まとめ
OCN モバイル ONEは、NTTグループの安心感は大きいですね。そのおかげもあって、利用者も一番多くサービスに手抜きが出来ない緊張感もあるはずです。
実際に、通信速度を安定させる努力や、快適に利用できる機能の向上などに常に力を入れています。
他社よりも多少、料金が高く感じますが、OCN光の契約者なら毎月200円割り引かれます。最大5契約まで有効なので、家族5人だと1,000円も月額料金が安くなるのはお得です。